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食後、十分食べたはずなのに猛烈な空腹感に襲われるという症状は、特に摂食障害で苦しんでいる人に多いようです。また、摂食障害はほぼ間違いなく睡眠不足や睡眠障害を伴います。食後の空腹感は、これらの症状の一部として発症すると言われています。
この空腹感は、血液中の血糖値の変動などとは違い、例えば姿勢を変えるだけでも和らぐ場合があります。原因としては、睡眠不足や睡眠障害のために睡眠を十分に取れていないことが多いようです。
これは、食後に消化のため血液が胃腸に集中してしまうため、睡眠不足や睡眠障害によって引き起こされた不快感が急激に強まるためです。食後に眠くなる場合も同じ原因です。眠気ではなく頭や体の不快感です。
人間の感覚はかなりいいかげんなもので、基本的には「快」と「不快」の2つしかありません。つまり不快な感覚を覚えた場合、それが何によって引き起こされたかということは、かなりアバウトに認識されています。イライラする不快感が空腹による不快感に置き換わってしまう場合は、強烈な空腹感を感じたりします。
また、食物の摂取によってその味や匂いの刺激で偽の空腹感が強化されて、食事の後までその感覚が残っている場合もあります。偽の空腹感に睡眠不足が加わり、その不快感がさらに空腹感を強化する、ということが判ってきています。
この偽の空腹感は、糖分を多く摂取したり、あるいはただ我慢しているうちに弱まります。空腹感に耐えきれずに食べてしまうと同じことの繰り返しになり、摂食障害になる危険がありますから注意しましょう。
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